暖房器具での子どものやけど注意 特に帰省や旅行で


NHK NEWS WEB様
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寒さが厳しくなる季節を迎え、ストーブなどの暖房器具で子どもがやけどをする事故が増えることから、消費者庁は「ふだんとは環境が違う帰省や旅行の際などには特に注意してほしい」と呼びかけています。
消費者事故の調査に協力している全国30の医療機関などから、消費者庁に寄せられた報告によりますと、6歳以下の子どもがストーブなどの暖房器具でやけどをした事故は、ことし9月までの7年余りで合わせて240件に上っているということです。

このうちストーブやヒーターが185件と特に多く、次いで加湿器で32件、湯たんぽやあんかで13件などとなっています。具体的な事故では、3歳の子どもがいすから降りる際に、そばにあったストーブに手をついてやけどしたケースや、同じく3歳の子どもがストーブのやかんをひっくり返してしまい、左腕から背中にかけてやけどしたケース、1歳の子どもが加湿器につかまって立とうとして、蒸気の出る部分に手を置きやけどしたケースなどが報告されているということです。
このため消費者庁は、ストーブやヒーターは安全柵で囲って使用することや、ストーブの上にやかんなどは置かないこと、加湿器には子どもを近づけないようにすることなど、注意を呼びかけています。
消費者庁は「事故は祖父母の家など、ふだんと違う環境でも起きている。使い慣れていない製品では、保護者も危険性を認識しづらくなるので、帰省や旅行の際などには特に注意してほしい」と話しています。
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