認定こども園開設で説明会


紀伊民報
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 和歌山県串本町は、町立の串本保育所と串本幼稚園を統合して来年度、認定こども園「くしもとこども園」を開設する。9日、同町串本の町地域保健福祉センターで入園予定の子どもの保護者を対象にした説明会を開き、17人が聞いた。

 共働き家庭の増加など子育て環境の変化から、町内では近年、待機園児が毎年出ている。町は、入所希望が多い串本保育所の待機児童解消のため、2014年度から近くの串本幼稚園の空き教室に同保育所の分園を開設しているが、来年4月に両方の建物を使い、認定こども園を開設する。
 町こども未来課の担当職員が認定こども園について説明。教育と保育を一体的に行う幼保連携型で、0~5歳が対象。0歳児のみ1クラス、それ以外は2クラスで定員195人。現在の串本保育所が0~3歳児用の「さくら園舎」となり、現在の串本幼稚園が4、5歳児用の「つばき園舎」となる。保育料についても紹介。給食は全園児に提供できるようになるという。
 幼稚園児に相当する「1号認定」(満3歳以上)、保育園児に相当する「2号認定」(満3歳以上)、「3号認定」(満3歳未満)があることも説明し「保護者の就労状況が変わっても、認定を変えるだけで、引き続き同じ園で環境を変えることなく教育・保育を受けることができるのがメリット」と話した。
 募集期間は14日~12月9日。申請用紙は各保育所や幼稚園、町役場にある。

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