長時間預かり保育の私立幼稚園 東京都が独自の財政支援へ


NHK NEWS WEB様
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待機児童の解消に向け、東京都は保育所の整備が追いつかない現状を踏まえ、長時間の預かり保育を受け入れる私立幼稚園に対し、独自の財政支援を行う方針を決めました。
都内では、増加を続ける待機児童に対して保育所の整備が追いつかず、保育の受け皿の確保が課題となっています。

このため東京都は、子どもの数が年々少なくなっている既存の私立幼稚園を活用し、長時間の預かり保育を受け入れる園に対し、現行の国の支援に上乗せして都独自の財政支援を行う方針を決めました。
対象となるのは1日4時間以上の預かり保育を行うなど、一定の要件を満たす私立幼稚園で、子ども1人に対し1日当たり500円が上乗せされます。
また、2歳児までを預かる「小規模保育施設」を卒園した3歳以降の子どもの受け入れ先が確保できず、保護者が再び保育所探しを余儀なくされるいわゆる「3歳の壁」を解消する取り組みも始めます。小規模保育施設を卒園した子どもを受け入れる幼稚園に400万円を支援し、0歳から就学前まで切れ目のない保育サービスを提供する考えです。
東京都はこうした経費として7億円を、新年度(平成29年度)の予算案に計上する方針です。
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