保育士の子ども無料で受け入れの保育所オープン 仙台


NHK NEWS WEB様
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保育士不足が各地で問題となるなか、資格を持っていても子育てなどのために働いていないいわゆる潜在保育士を人材として掘り起こそうと、保育士の子どもは無料で受け入れることを決めた民間の保育所が、4日仙台市にオープンしました。
オープンしたのは仙台市の保育所、「りっきーぱーく保育園長町」で、0歳から3歳までの子どもや保護者およそ40人が入園式に出席し、記念のメダルが贈られました。
この保育所を運営する会社は、施設の立ち上げにあたって資格を持っていても子育てなどのために働いていないいわゆる潜在保育士を人材として掘り起こそうと、保育士の子どもは無料で受け入れることを決めて保育士を募集し、その結果、採用を予定していた人数の3倍を超える38人が応募したということです。
仙台市では、去年4月時点でいわゆる「待機児童」が200人余りに上り、市が施設を増設するなどしていますが保育士の確保が課題となっています。
今回保育士に復帰した30歳の女性は、「自分の子どもを預ける保育所がなく仕事ができなかったので、復帰を楽しみにしていました。ここで働き、子どもと一緒に成長していきたいです」と話していました。
保育所の運営会社の金沢和樹社長は「働きたくても働けない保育士がたくさんいることに驚いた。優秀な人材が集まったので長く働いてもらえればよい先行投資になると思う」と話していました。
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