岡山市 休園幼稚園を認可保育所に 待機児童解消へ運営事業者募る


山陽新聞様
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岡山市は、休園中の市立幼稚園3園について、認可保育所などとして運営する民間事業者の募集を始めた。待機児童の解消に向けた施策の一環で、公有施設を有効利用する。

 対象施設は、馬屋上幼稚園(北区富吉)、大宮幼稚園(東区下阿知)、朝日幼稚園(同西片岡)。応募条件は、認可保育所(定員20人以上)▽認定こども園(同)▽小規模保育事業所(9~19人)―のいずれかで運営し、株式会社や社会福祉法人、NPO法人など法人格を持つこと。土地は貸し付け、建物は譲渡とし、法人の種類などにより有償か無償かを判断する。それぞれ新施設としての開園は2018年度以降となる。

 希望する事業者は運営方針や事業計画、資金調達などについて、市と12月8日までに事前協議した上で、同15日までに計画書を提出。学識経験者や福祉関係者でつくる「市児童福祉審議会」による書類やヒアリング審査を経て、来年1月中をめどに各施設の運営者を決める。

 3園は周辺に子どもが少なく、園児が集まらなかったために休園となった経緯があるが、市こども園推進課は「子どもが多い地域の保育所が分園として運営するケースも想定される。施設改修や送迎バスの運行に対する補助を事業者に紹介するなどし、待機児童の受け皿を確保したい」としている。

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