富裕層の子通う幼稚園で虐待、教諭が園児に針 中国

幼稚園児のイラスト(男の子)
日刊スポーツ様
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 北京市の富裕層の子供が通う幼稚園で、教諭が園児に繰り返し針を刺し、成分不明の薬を飲ませていたことが24日までに発覚し、衝撃が広がっている。中国では激しい進学競争を背景に、幼児教育に力を入れる保護者が増える一方、運営がずさんな幼稚園も多く、虐待事件が相次いでいる。
 中国メディアによると、この幼稚園では教諭数人が「身体検査」と称して日常的に園児の服を脱がせ、額や腕、足などに針を刺していた。針のあとが13カ所見つかった園児もいる。昼寝の時間には成分不明の白い薬を飲ませていたという。
 動機は不明だが、憂さ晴らしとの見方があるほか、わいせつな行為をしていた疑いもある。虐待があったクラスには約20人の園児がおり、異変に気付いた8人の保護者が警察に通報。警察は教諭数人を拘束し、経緯や薬の成分を調べている。
 中国メディアによると、この幼稚園は全国で教育事業を展開する「北京紅黄藍児童教育科技発展」が運営。中国では幼児教育の対象人口(0~6歳)が1億人を超え、同社も教育市場の拡大とともに収益を伸ばし、9月にはニューヨーク証券取引所に上場。今月には「影響力のある教育グループ」として表彰されたばかりだった。
 中国では2014年にも北京市の幼稚園で教諭が多数の児童を蹴り飛ばす映像が流出。頻発する虐待事件に、当局の監督が不十分だと批判する声も上がっている。(共同)

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