従業員の保育、本格実施 繁忙期の日曜と祝日 子育て世代の働きやすさ向上へ 横浜高島屋 /神奈川

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毎日新聞様
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横浜高島屋(横浜市西区)はゴールデンウイークを皮切りに、従業員を対象にした繁忙期の日曜と祝日の保育を本格的に実施することを決めた。子育て世代の働きやすさを向上させる取り組みで、店舗から徒歩数分のところにある会議用スペースを休日に有効活用できるメリットもあるという。
     横浜高島屋によると、来店客の多い日曜、祝日は出勤する従業員も多いが、幼い子供を持つ人からは「保育所が休みで子供を預けられない」「来店者の多い日に休まざるを得ないことに抵抗感がある」などの声が上がっていた。このため、昨年11月と12月の日曜に計7回、試験的に従業員向け保育を実施したところ、日曜は平日ほど交通機関が混雑しないため子供を連れての通勤もストレスがなく、職場と保育場所が近いと安心感があるなどと好評だった。ニーズの高さが実証されたことから、年間通して、クリスマス商戦などの繁忙期の日曜と祝日に本格的に実施することにしたという。
     対象は横浜高島屋に勤務するグループ会社従業員と取引先の販売スタッフで、生後57日から小学3年生までを受け入れる。各回の定員は約15人で、希望者多数の場合は抽選。利用料金は日曜に民間施設に預けた場合と同じ程度に設定する。保育業務は専門業者に委託し、保育士を含む複数のスタッフが、子供の年齢に応じておもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせや簡単な工作をしたりする。
     ゴールデンウイーク中は今月29、30日と5月3~6日に実施し、次回はお中元や夏のクリアランスセールで忙しい7月に実施する。【石塚淳子】


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