女性活躍拡大へ新事業

タクシーに乗る人のイラスト(女性)
タウンニュース様
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区内のタクシー会社・相和交通(有)(小町通)は、同社で働く女性ドライバーの子どもを対象にした無料の保育所「SOWA保育所」を事業所横に設置した。もともと所内の一角にあったものを、移設した形となる。

 国では、多様化する就労形態への対応や、待機児童問題を解消し、子育てと仕事の両立の実現を目的に企業主導型保育事業を進めている。同保育所の開設もその一環だ。

 関連会社では、4年前に無料保育所を開設し、子育て世代の女性ドライバーを多く雇用してきた。新設の保育所では、その運営ノウハウを生かし、女性社員が子育てをしながらでも働ける環境を作っていく考えだ。

 同保育所では、1日につき子ども19人までを受け入れることができる。登録は30人まで可能。保育士だけでなく栄養士も勤務しており、通常の保育園と同等の環境を整えている。同保育所に子どもを預けている女性社員は「一緒に来て一緒に帰れるので負担が減る。子どもの様子がわかるので安心」と話す。


 同社の飯田隆明社長(57)は「相模原で子育てをする女性が相和交通でなら安心・安全に働けると思ってもらえるような、地域の人に愛される会社でありたい」と話す。同社ではこうした事業を土台に、年内中に現在55人中6人いる女性ドライバーを20人にまで増やしたい考えだ。

 事業などについての問い合わせは、同社【電話】042・770・1115へ。

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