『茶々保育園グループ 2018年度 海外研修』事後レポート

海外の子供のために働く人のイラスト(男性)
産経新聞様
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社会福祉法人あすみ福祉会
アメリカ・ドイツ・スウェーデンの保育園での実践研修を通じ、保育の質向上を目指す取り組み http://chacha.or.jp

 「オトナな保育園」をコンセプトに関東近県15園を展開する、茶々保育園グループ(理事長:迫田健太郎 所在地:埼玉県入間市)は、日本での保育の質向上を目的に、2018年5月12日(土)から6月2日(土)にかけて、アメリカ・ドイツ・スウェーデンの保育園で最新の保育メソッドや保育環境を実践形式で体験する『茶々保育園グループ 2018年度 海外研修』を実施いたしましたので、お知らせいたします。


 茶々保育園グループは、福祉先進国と言われる北欧(フィンランド、スウェーデン、ドイツ、デンマーク等)を中心に、世界各国の保育園や教育現場を視察し、保育・幼児教育を学ぶ海外研修を約28 年前より実施しております。本研修により、茶々保育園グループではグローバルスタンダードな独自の保育メソッドを確立し、質の高い保育を展開しており、日本国内だけでなく世界各国より保育園の方々や教育関係者が見学に訪れるなど、関心が集まっています。
また、今年10年ぶりに改訂された『保育所保育指針』では、子どもが主体的に学びに向かう姿を育むために、乳幼児期からの保育・教育が重要とされており、そういった能動的な学習「アクティブラーニング」の先進国で最先端の保育手法を学び取ることを目的に、2018年度の海外研修が行われました。

 今回の海外研修は、子ども主体の教育法「レッジョエミリア」を実践しているアメリカの保育園と、保育・教育の先進国ドイツ・スウェーデンを訪問。それぞれの国の保育者が子どもとどのように関わり、主体性を引き出しているかを学んで参りました。
 アメリカでは、子どもの発言を否定せず、保育者が共感することで、様々なアイディアを発言しやすい環境をつくり、興味・関心をとことん深めていく様子を見学。計画が予定通りに進まないことも、想定外の子どもの発言もすべて「JOY(歓び)」と受け止め、保育を心から楽しんでいる姿には、日本では気づくことのできなかった多くの学びがありました。
彼らの実践する保育を受け、当グループの研修生も独自にアクティブラーニングの仕組みの仮説を立て、毎日の実習で確信に変えていくというプロセスを体験。研修で得られた学びを茶々保育園グループでの保育に還元していきます。

 ヨーロッパでは、保育者の“立ち位置”について考察し、子どもたちの活動や体験の中で、大人が答えを出さず、常に問いかけ、子ども自身で意見を出し合う機会を尊重していることを学びました。中でもスウェーデンでは、子どもの権利を守るための原則が法制化されていることから、子どもの主体性を引き出し、学びを深める保育者のあらゆる工夫の背景にあるのは、「保育者は子どもの権利の代弁者であるから」と結論を出し、保育者と子どもの関係性について知見を広げることができました。

 茶々保育園グループの展開する海外研修では、新人保育士からベテラン園長まで年齢やスキルを問わず参加が可能です。スタッフ一人ひとりが最適なタイミングで研修に参加してこそ、深い学びが得られ、保育の質の向上に繋がると考えているためです。
 今後も当グループでは、海外研修を始めとした様々な取り組みを行っていき、保育の質の向上に注力して参ります。


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