2018/06/18

苫小牧市内2カ所の子ども・子育て相談ナビ 2017年度は1938件対応

駄々をこねる子に困る母親のイラスト
苫小牧民報様
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苫小牧市が子育てに関する相談全般に対応できるよう、市役所と子育て支援センター(本幸町)に設けた窓口「子ども・子育て相談ナビ」で2017年度に受けた相談は、前年度比19件増の1938件だった。保育園や認定こども園など保育施設の入園に関する内容が主だが、孤立感や不安感を抱える母親からの相談も。18年度も続々と相談が寄せられており、対応に当たる市こども育成課の利用者支援員は母親らの悩みを少しでも軽減すべく、親子が集まる場所やイベントでの出張相談にも取り組む考えだ。

 子ども・子育て相談ナビは15年7月にスタート。保育士の資格を有する支援員2人が、市の子育て支援事業や市内の保育、幼児教育施設などの情報を提供し、育児の悩みに対応する。相談内容によっては他部署と連携し、継続して支援に当たることもある。

 事業開始当初、相談窓口は市役所のこども育成課1カ所だけだったが、16年1月からは市子育て支援センターにも利用者支援員を配置して2カ所に増設した。15年度は事業開始から年度末までの9カ月間で延べ906件の相談に対応。翌16年度は1919件を受け付けた。17年度も1938件と、16年度とほぼ同規模の相談が寄せられた。

 17年度の相談内容を見ると、世帯収入に応じた保育料の算定や保育施設の入園に必要な手続き方法などの問い合わせが大半だったが、夫の転勤で苫小牧に転入して間もないという母親が不安げな様子で、「家の近くに入れる保育園や幼稚園があるか」と駆け込んできたケースも。

 支援員の1人、樋山美穂さんは「相談者の中には苫小牧に住み始めてまだ日が浅く、生活環境の変化に不安を抱える母親も多い」と指摘。昨年10月、樋山さんら支援員の企画、立案で子育て情報を提供するイベント「親子ハッピーデー」を初開催したところ、予想を超える約160組が集まったという。

 今年度も市と子育て支援センターを拠点としながら市内各所へ出向いて出張相談を継続。市健康支援課が妊婦向けに行っている「母親教室」で支援員を講師に、産後すぐに受けられる子育て支援事業や親子の遊び場などを妊婦に紹介する試みも始めた。親子ハッピーデーは、今年も10月に開催予定だ。

 支援員は、市こども育成課が毎春発行している市内の保育・幼児教育施設や子育て支援事業などに関するガイドブック「子ども・子育てガイド」の編集作業にも携わる。日頃の相談業務の中でキャッチした支援ニーズを踏まえ、内容を更新。5月に発行した2018年度版には、昨年10月に市内で初めて誕生した企業主導型保育所の情報を初掲載した。

 樋山さんは「ささいな悩み事や不安事でも、育児中の人にとっては深刻な問題に感じることもある。どんな悩み事でも構わないので、気軽に相談してもらいたい」と話す。

 子ども・子育て相談ナビ、ガイドブックに関する問い合わせは同課 電話0144(32)6224。

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