待機児童ゼロ継続へガイダンス 天童市、介護職員の面談会も

説明会・セミナーのイラスト(女性)
山形新聞様
------------------------------------------------------------------------------------------------

天童市は28日、市民プラザで保育士就職ガイダンスを開く。待機児童ゼロに向けた2年連続の取り組みで、短大・大学の卒業予定者だけでなく、資格を持ちながら現場から離れている「潜在保育士」の取り込みを図るのが狙いだ。今回は人手不足が同様に深刻な介護職員の就職面談会も、プラザ内で同時開催する。

 市は今春、2年ぶりに待機児童ゼロを達成した。しかし▽特定施設のみを希望▽保護者が求職活動を休止―といった「潜在的待機児童」は55人に上る。子育て支援課によると、来春は4施設が開所を予定しており、児童定員は210人拡大。30人の保育士配置が必要になる。

 ガイダンスは市内の認可保育所、認定こども園など11事業所・18施設がブースを開設、来春開所の4施設も含まれる。参加者は希望する施設にカードを提出し、業務概要などについて説明を聞く。昨年は42人が訪れ、14人の内定につながった。

 一方、介護職員の就職面談会は初の試み。介護の現場も賃金や待遇面などで出入りが激しく、慢性的に人手不足になっている。人材確保に加え、イメージアップを図ろうと企画した。市内で48事業を展開する12法人がブースを設ける。参加対象は設けず、ホームヘルパー、介護支援専門員といった有資格者や経験者はもちろん、「介護に興味ある方なら誰でも歓迎します」と保険給付課。

 いずれの相談会もハローワークやまがた、県福祉人材センターが連携しており、相談を受ける。問い合わせは市023(654)1111で、保育士就職は内線724、介護職員就職は内線757。

------------------------------------------------------------------------------------------------