カフェやカラオケも 旧保育所が多世代交流施設に

カフェのイラスト「くつろぐ女性」
AGARAさま
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和歌山県すさみ町周参見の旧周参見保育所を改装した町多世代交流施設が30日、オープンした。カフェや紀州材を使ったウッドデッキなどがあり、町は「幅広い年代に利用してもらいたい」と期待している。

 旧保育所は1976年にできた。巨大地震の想定で津波の浸水が想定されるため、紀勢自動車道すさみインターチェンジ近くの造成地に新築移転したが、建物は2009年度に耐震化しており、町が利用方法を考えていた。

 敷地面積は2644平方メートル。施設は鉄骨平屋(床面積839平方メートル)。ウッドデッキは約430平方メートル、芝生が380平方メートル。卒園生が千人以上いることもあり、廊下の一部や靴箱など、そのままにしている部分もある。

 施設に入居するカフェはタイの人気店「カフェ・アメイゾン」。大阪市の企業がフランチャイズ契約しており、国内では福島県川内村に次いで2店舗目になるという。

 30日は記念式典があった。周参見保育所の園児が元気よく歌を歌ったほか、地元の「太間地堀切獅子保存会」が獅子舞を披露。岩田勉町長は「子どもからお年寄りまで、さまざまな用途で利用してもらえる施設にしたい」と話した。


写真【広いウッドデッキが特徴の多世代交流施設。式典では地元の園児が歌を披露した(30日、和歌山県すさみ町周参見で)】

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