青木たいようくらぶ学童保育の父母の会の会長として尽力する 大岡 萌春(もえみ)さん 高島台在住 30歳

ママ友のイラスト
タウンニュースさま
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地域で育む子どもの成長

 ○…地域の上級生や大人が面倒をみる、昔はごく一般的にあった風景が今に残る―。約40年前から働く父母が運営主体となって活動する学童保育のリーダーに手を挙げた。「この素晴らしい学童を地域の皆さんに知ってもらいたい」。4月の就任以来、夏休み期間中に宅配弁当を提供するなど、数年ぶりとなる「ママ会長」ならではの視点でアイデアを形にしてきた。10月13日には初めてオープンデーを開催する。「子どもの預け先の選択肢の一つにしてもらえれば。『小1の壁』など、父母の不安を取り除きたい」と抱負を語る。

 ○…東京生まれ、小学2年のときに浦島小へ転校した。「横浜市歌を歌うなど、ハマっ子の地元愛を感じた」と当時を振り返る。学級委員長として児童をまとめ、伝統ある「かめのこすべり台」の歌の作曲にも携わった。フェリス中学・高校時代は華道に打ち込み、草月流4級師範を取得。文化祭では副実行委員長としてサポート役に徹してイベントを支えた。「みんなで何かを成し遂げる達成感が好き。学生時代の経験が今の活動に役立っている」とうなづく。

 ○…早稲田大では英文学を研究。教育に興味を抱き塾講師のアルバイトも経験した。「多感な時期の子どもたちの成長を間近で見られたことは財産になっている」。必死で身につけた英語のスキルを役立てようと、総合商社に就職。船を扱う部門で日々奮闘中だ。

 ○…会社と地域の「パラレルキャリア」を支えてくれるのは夫と2人の子どもたち。多忙を極めるが、小学6年間のうちに47都道府県を巡るのが目標だという。小2の息子は昨年、ルービックキューブの全国大会に出場した。「学童で知り合った方の影響で始めました。今度は天体観測をするそうです」とほほ笑んだ。

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