cnn.co.jp様より
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ネバダ州ラスベガス(CNN)米ラスベガスで毎年開かれる
世界最大規模のハッカー会議
「DEF CON(デフコン)」で、
今回初めて子ども向けの「ハッカー教室」が開かれた。
8~16歳の子どもを対象とした
イベント「デフコン・キッズ」は、
ラスベガスのホテルでの同会議に合わせて企画された。
ハッカーという言葉はもともと、
コンピューターのソフトウエアや
ハードウエアを改造できるような
専門的技術を持つ人を指す。
その技術が犯罪行為に悪用されることもあるものの、
デフコン参加者の多くは、
インターネットを犯罪者から守ろうとしている専門家だ。
パズルやゲームが大好きという
ジョセフ・ホーマン君(13)は、
おじでコンピューター・セキュリティー専門家の
アダム・スティードさんに連れられて参加した。
ホーマン君は自分でコンピューターゲームを
作るほどの知識を持ち、
動画投稿サイト「ユーチューブ」で
ピッキング(鍵開け)のビデオを見たこともある。
スティードさんは「ユーチューブで
ピッキング行為の善しあしは教えてくれない。
どうせ習うなら、きちんとした場で習うほうがいい」と話す。
ホーマン君は5日、
小さな教室の前から2番目の列に座って
「暴露される秘密」や「連邦当局を知ろう」などと
題した講義に参加した。
ある授業では、講師のハッカーが、
他人のパソコン画面をのぞいたり、
トイレットペーパーとペンのキャップを利用して
鍵を開けたり、会社のごみ箱をあさって
社会保障番号を入手したりする方法を伝授。
講師は、こうした知識を悪者から
自分のプライバシーを
守るために活用してほしいと強調した。
連邦当局者を紹介する授業には、
米航空宇宙局(NASA)や国土安全保障省、
米国家安全保障局(NSA)や
海軍の代表者が訪れ、
政府はハッキングのできる
人材を求めていると話した。
数人の子どもたちが手を挙げ、
職業としてのハッカーについて質問していた。
同イベントでは講義のほか、
会場内を回って暗号やパズルを解く競技も開催された。
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