子どもの絵 募集中!



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NPO法人高知こどもの図書館(高知市永国寺町)は、
子どもの絵を募って展覧会を開く
「こどもの美術館」プロジェクトを始めた。
募集しているのは高校入学前ぐらいまでの作品で、
今は大人になった人が子供の頃に描いた絵も対象だ。
これまでに約40点が寄せられており、
第1回展を10月から開く計画だ。

子どもに絵を教えている高知市朝倉の画家で
絵本作家の方(63)が
「こどもの絵は、気持ちや考えがよく伝わってくる。
どんな思いだったのか、描いたころの世の中がどうだったかなど、
子どもの絵が集まればいろんなことが見えてくるのでは」と発案。
同館で作品の募集を始めた。

これまでに寄せられたのは、
「1958年ごろに中学生が描いた金星の世界の空想画」
「76年に5歳の子どもが制作したヒマワリの絵」
「86年に4歳の子どもが描いた赤鬼の絵」
「バッタを大きく表現した風景画」
など。
一つの主題を画用紙いっぱいに描いたもの、
たくさんの人物を細かくとらえたものなど、題材や手法も様々だ。

子どもの絵は子どもが巣立った時や保管場所に困った時などに、
捨てられてしまうことも多い。
織田さんは「時代や地域によって子どもの絵には違いがある。
子どもの絵がまとまった形で集まれば、地域や社会の財産になる。
3年計画ぐらいで粘り強く続けたい」と意気込む。

第1回展覧会「こどもがいるよ」は、
10月22日から11月13日まで同館で。
親子ワークショップや出品者の集いなども催す予定だ。
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