福岡◇急増する待機児童に対応


産経ニュース
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■追加整備費13億4500万円など補正予算案提案

福岡市は、急激に増加する保育所の
待機児童に対応するため、
認可保育所の定員増を本年度当初計画の
1100人に670人上積みすることを決め、
8日、保育所の追加整備費13億4500万円を
盛り込んだ一般会計補正予算案を市議会に提案した。

市によると、保育所に預けたくても
預けられない待機児童数は、
今年4月段階で過去最高の727人だったが、
7月は874人に増えている。

こうした状況を踏まえ、市は1100人の
定員増計画を立てていたが、
景気低迷に伴う共働き世帯の増加や子育て世代の
転入が相次ぎ、当初の定員増計画では
追いつかないと判断した。
今回の補正を含めた
年間1770人の定員増は過去最多数となる。

整備費は、民間保育所に対し補助金として交付し、
新設や増改築を促す。
市は、保育所の新設によって500人、
増改築で200人程度の定員拡充を見込んでいる。
市長は「共働き世帯の負担を減らし、
女性の社会進出を後押しするという
意味からも追加整備が必要」と話している。
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