横浜市 保育料値上げへ


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横浜市は、来春から認可保育所の保育料を
月額最大1万5千円程度引き上げる方針を決めた。
引き上げは7年ぶり。平均で8%強の引き上げになる。

市によると、所得税に応じた26の保育料の区分を
高所得層を中心にさらに細分化する。
引き上げ幅は0~25%、金額にして0~1万5千円程度
になる見通し。低所得層は小さく、高所得層は大きくする。

認可保育所の保育料は平均で3歳未満が3万2271円、
3歳以上が2万717円。子どもが2人いる
世帯収入1464万円以上の場合、
3歳未満第1子の保育料は現行6万2500円から
7万8千円程度になるという。

一方、市が運営費の一部を助成する認可外の
横浜保育室については、1万~4万円の市助成を受けても
認可に比べて保護者負担が重い。
このため、低所得層を中心に助成を充実させる。

待機児童数が全国2位の横浜市は2013年春の
ゼロを掲げ、積極的に保育所を整備してきた。
市の保育運営費はこの5年で1・3倍に増加し、
11年度は618億円に。
国と保護者負担を除く市費負担も06年度の
316億円から396億円に膨らんだ。

右肩上がりの市費負担に歯止めをかけながら、
保育事業を充実させるため、
今回の保育料の値上げを決めた。
外部委員でつくる「市保育料等のあり方検討委員会」
の報告書を踏まえて詳細を詰めるという。
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