共稼ぎ増えたから? 夜更かし乳幼児が減少


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乳幼児の夜更かし傾向に歯止めがかかっていることが、
社団法人・日本小児保健協会の調査でわかった。
夜10時以降に寝る子どもの割合は、
10年前の6割に減った一方で、早起きは増えていた。
専門家は「共稼ぎで早起きの親が増えたからではないか」
と分析している。

調査は1980年から10年置きに実施している。
2010年は全国の1~6歳児5097人の親から回答を得た。

夜10時以降に寝る乳幼児の割合は
80年から増え続けていたが、10年は初めて大幅に減った。
年齢別にみても、1歳半は80年に25%、
90年38%、00年55%と増えていたが、
10年は30%に減少。
3歳児も22%、36%、52%、31%、
5.6歳児も10%、17%、40%、25%と
そろって、減少に転じた。

一方で、早起きの子どもは増えていた。
朝6時起床が25%で前回から倍増した。
最も多かったのはどの年齢でも7時起床で、
前回と同じ52%だった。

調査結果は2日の同協会学術集会で発表する。

調査した同協会会長(小児科医)は
「子の生活リズムは、親の生活が反映される。
この10年、経済の低成長で、
子どもを預けて働く夫婦が増え、
帰宅後に遊ぶ時間がなくなったことも一因ではないか」と話した。
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