子どもがネットに個人情報 県教委、保護者への啓発活動など

写真

中日新聞様より
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インターネット上の
掲示板や自己紹介用のプロフィルサイト(プロフ)で、
県内の子どもたちが自分の名前や連絡先を
安易に書き込むなどの
不適切なネット利用例が目立っている

県教委は、個人情報を悪用される恐れがあるとみて、
学校を通して児童・生徒への指導や
保護者への啓発活動などに乗り出した。

県教委は8月から10月までの2カ月間、
県内の小中学校と公立高校の全634校を対象に、
学校名が特定される書き込みが
ネット上にあるかを調査。
その結果、学校の非公式サイト(学校裏サイト)や
各種掲示板、プロフなどに
985件の不適切な書き込みがあった。

このうち、個人名や顔写真、電話番号が表示された
危険度の高い例は35件。
「友達を募集しています。○○○にメールください」
「携帯番号は○○です。かけてみて」などが多く、
中には「○○を退学させるのに協力してください」
との書き込みもあった。
県教委は学校を通して書き込んだ生徒に指導し、削除させた。

県教委によると、携帯電話を持つ中高生が増え、
いつでも簡単にネット接続ができることも一因。
昨年度からは、研修を受けた保護者10人を
ネット啓発リーダー」に認定。
子どもを持つ親に対し、
不特定多数が閲覧するネットの危険性や、
携帯電話の適切な使い方などを伝える活動を始めた。
啓発リーダーは自身の体験を踏まえ、
携帯電話を使う際のルール作りや、
有害サイトへのアクセスを阻止する
「フィルタリング」の設定などを勧める。
昨年度は1600人の保護者が受講。
今年は新たに7人を啓発リーダーに認定した。

本年度からは、
三重大の学生8人にスマートフォン対策を依頼。
従来の携帯電話との扱いの違いや、
どういうキーワードで検索すると
有害サイトにつながりやすいかなどを調べている。

県教委の担当者は
一度ネットに個人情報が流出したら
完全に消すのは難しい。
ネットの危険性を指導する必要がある」と話した。
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