認可外保育室で生後3カ月の女児が死亡、市が過去に「人員不足」指摘/横浜

赤ちゃんと子ども(カラー)
カナロコ
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9日うつぶせ寝によって女児が死亡した
認可外保育施設について、
横浜市が2009年と10年の立ち入り検査で
人員不足」と指摘し、体制の改善を求めていたことが
10日、分かった。

市によると、死亡した女児を預かっていた同施設に対し、
09年11月に中区職員らが立ち入り検査を実施。
常時2人以上の配置や、
スタッフの3分の1以上の有資格者(保育士か看護師)
確保されていないなどの問題点を
文書で指摘していた
施設側は「対応する」と回答していたが、
10年12月の検査でも改善されていなかったという。
同区は今年8月にも検査に入ったが、
施設側の書類がそろっておらず、
再度訪問する予定になっていた。

市こども青少年局によると、
市内にある認可保育施設は公立98、民間364。
これに対し認可外の保育施設も410あり、
都市部の保育ニーズの高まりを受けて年々増えている。
01年からは6人以上の子どもを預かる認可外施設は
自治体への届け出が義務づけられている。
さらに職員が年に1度立ち入り検査をするなど
保育サービスの質向上を図るための対策を進めていた。
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