保育ママ事業:国家公務員宿舎で保育 待機児童減へ、宇治市事業に提供 /京都

幼稚園の先生と子どもの散歩のイラスト(カラー)
毎日jp
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京都府宇治市が10月に始めた「保育ママ事業」に、
国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所が
同市伊勢田町で管理する伊勢田宿舎を提供している。
財務省近畿財務局京都財務事務所によると、
管内2府4県で同事業に国家公務員宿舎が
活用されるのは、大津市と兵庫県西宮市に
次いで3例目という。

同事業は保育所を補完して
待機児童を減らすため、
保育士らに自宅などで、
少数の3歳未満児を保育してもらうもの。
その場所として国家公務員宿舎を提供することが、
財務省の「新成長戦略における
国有財産の有効活用」の一つに挙げられている。

今回提供されているのは、
2棟ある伊勢田宿舎の1棟(16室)で
空室となっている
2室のうちの一つ(3DK、64平方メートル)。
宇治市が10月1日から
民間委託した保育士による
児童5人の保育を始めた。
市が負担するのは月額家賃2万1360円。
民間より割安のうえ、敷金や礼金も不要だ。

同市によると、
市内の待機児童はこの5人を除き同日現在で158人。
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