横浜市 保育所整備に16億円上積み


朝日新聞
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待機児童ゼロをめざし、
横浜市が2012年度に認可保育所の受け入れ枠を
約4300人増やすことがわかった。
新年度予算案に、保育所整備事業を
前年度より約16億円多い約66億円を盛り込む。

認可の受け入れ枠は、
10年度に約2千人、11年度にも約3300人増やした。
保育所の新設だけでなく
既存施設を改修したり、増築したりして、
さらに受け入れ枠を広げる

11年春の待機児童数は971人。
10年の1552人より581人減り、
全国最多の汚名を返上した。
林文子市長は、13年春までの待機児童の解消を掲げている。

また、3歳未満の幼児を対象にした
家庭保育福祉員(保育ママ)も、
複数の保育ママによる共同型の施設を5カ所新設し、
計21カ所に増やす。

市が運営費の一部を助成する
認可外の横浜保育室については、
保護者の負担を抑えるため、
助成の上限を4万円から5万円に引き上げる。
3歳児を預かる保育室に対する助成も、
1人当たり8900円から1万5千円に増やす方針。

一方、右肩上がりの市費負担を抑えるため、
認可保育所の保育料は7年ぶりに値上げする。
引き上げ幅は0~24%、金額にして0~1万5千円程度になる。
所得に応じた26の保育料の区分は、
高所得者を中心に31に細分化する。
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