横浜市12年度予算案:平均月額1819円値上げ、保育料7年ぶり改定/神奈川


カナロコ
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横浜市は1日、認可保育所の保育料を平均月額1819円、
最大月額1万5千円引き上げる案を正式に発表した
。2012年度当初予算案に盛り込んでおり、
2日開会の市会第1回定例会で可決されれば
4月1日から適用される
子ども2人以上の多子減免は約5%拡充し、
横浜保育室の保育料は引き下げられる。

市保育運営課によると、
保育料の引き上げは05年4月以来7年ぶり。
待機児童解消に向けた保育所整備に伴って
運営費が増大しており、利用者負担の引き上げを決めた。
所得区分を現行の26段階から31段階に細分化した上で、
所得に応じて月額0~1万5千円を引き上げる。

引き上げ幅は低所得層に小さく、高所得層に大きい。
例えば、夫婦共働きで扶養している子どもが
2人いる世帯年収564万円の家庭では、
3歳未満第1子の保育料が
現行の3万6100円から3万8千円に、
年収1544万円の家庭は、
現行上限の6万2500円から7万7500円に上がる。

一方、横浜保育室については
1万~4万円の4段階に分かれている負担軽減制度を
1万~5万円の5段階に拡充し、
保育料の上限額を引き下げる。

保育料の引き上げで見込まれる増収額は約9億9千万円。
同課は「負担の公平性を確保し、
幅広い保育サービスを提供していきたい」と話している。
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