認可保育所:面積基準緩和 大阪市、新条例案に市民意見受け付け /大阪


毎日jp
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大阪市が認可保育所の面積基準の緩和(児童1人あたり面積の縮小)を
目指している問題で、市は新基準案を盛り込んだ
「市児童福祉施設最低基準条例」案に対する
パブリックコメント(市民意見)を受け付けている。

現在の国の基準は「0~1歳児1・65平方メートル
(ハイハイできるようになれば3・3平方メートル)、
2歳児以上が1・98平方メートル」。
ただ大都市を中心に待機児童問題が解消しないため、
全国35自治体を対象に来年度から3年間、
基準を緩和できるようにした。

大阪市はこれまで、国基準より広い
「0歳児5平方メートル、1歳児3・3平方メートル」との
独自基準を設けてきた。
これに対し、新条例案は「1人当たり1・65平方メートルを
下回らない範囲」と規定している。

新条例が施行されれば、各施設はより多くの児童を
受け入れることできる。
一方で「詰め込みが懸念される」との批判もあり、
京都市や兵庫県西宮市では導入が見送られた。

意見は所定の用紙に記入し、
24日(消印有効)までに提出する。
市は3月中に意見を集約。
問題がなければ市議会に条例案を提出し、
4月1日の施行を目指す。
問い合わせ先は市保育企画課
(06・6208・8031)。【大道寺峰子】
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