保育料、実質無料化へ 篠山市12年度予算案


神戸新聞
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篠山市は15日、2012年度当初予算案を発表した。
一般会計は、市長選に伴い骨格編成となった
11年度当初予算比で3・7%増えたが、
政策的な事業を盛り込んだ6月補正予算分を含めると、
1・9%減となった。

同市は、将来的な借金負担割合の指標となる
「将来負担比率」が2年連続で県内ワーストとなるなど、
厳しい財政運営を強いられている。
健全化を進めるため、11年度末で39億9千万円の残高を
見込む財政調整基金を約3割取り崩して
市債の返済に充てる。

一方、最優先課題として定住促進を掲げ、
少子高齢化が進む地域で幼稚園の保育料を実質無料にする。
また、京阪神まで車や鉄道で1時間以内という立地を生かすため、
通勤や通学で鉄道を利用する住民に
特急回数券の購入を助成して移住の呼び水にする。(井原尚基)
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