市営保育所の一部を民間移行へ 京都市方針


京都新聞
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京都市は23日、市営保育所25カ所のうち、
船岡(北区)、室町(上京区)、朱雀(中京区)の
3乳児保育所を2014年度、南区内の5保育所の一部を
15年度にそれぞれ民間保育園へ移管する基本方針案を公表した。

3カ所の乳児保育所は0~2歳児のみを受け入れており、
3歳になると転園の必要があるため、
保育ニーズに合わなくなっていると判断。
また南区には市内11行政区で最多の5市営保育所があり、
効率化の観点などから一部を
民間に移管する必要があるとした。

保育を引き継ぐ民間法人は、
市や有識者でつくる「移管先選定等委員会」が公募して決定する。
3乳児保育所は12年度末までに移管先の
民間法人を決めた後、移管先の職員と乳児保育所職員による
合同保育を行い、14年度から運営を民間に移す予定。
南区内については、民間へ移管する保育所を
委員会で決めてから公募するため、
民間への移管は15年度になる見込み。

市内には現在、市営と民間を合わせて252の保育所がある。
市営は民間に比べ1・85倍の運営費が掛かることなどから、
市社会福祉審議会の専門分科会が昨年末、
乳児保育所や市営が多い地域を中心に、
民間移管を検討するよう市に提言していた。

市は基本方針案に対する市民意見を
3月末まで募集している。
問い合わせは市保育課TEL075(251)2397。
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