体力テスト、依然低迷…道教委調査


YOMIURI ONLINE
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道教育委員会は7日、
札幌市を除く全道で実施した子どもの体力テストと、
学校や子どもに運動習慣などを尋ねた調査結果を公表した。
体力向上に取り組む道内の学校は
昨年度に比べ大きく増えたが、運動能力の変化は小さく、
低迷が続く現状が浮き彫りにされた。

調査は文部科学省が小5と中2を対象に毎年実施する
全国調査(全国体力テスト)が
東日本大震災によって中止となったため、
文科省の調査手法と質問紙を使い、道教委が独自に実施した。
札幌市を除く175校6653人が参加し、
小学校の男女各8種目、中学校の男女各9種目の計34種目の
実技を含めた調査を昨年9~10月に行った。

その結果、身長と体重は小中学校とも
昨年度の道と全国の平均を上回り、体格はよくなった。
ただ、中学女子は立ち幅跳びなど全9種目で全国平均を下回り、
各種目を10点満点で換算した「体力合計点」は、
小学男子と中学で昨年度より改善したが、全国を下回った。

学校への調査では、体力向上の取り組みを
「継続的に実施している」と答えた学校は小学校68・8%で、
昨年度に比べ21・6ポイントの大幅増。
中学校は17・5%で、同10・4ポイントの増だった。
一方、朝食を毎日食べる子どもが減り、
1日のテレビの視聴時間が3時間以上の子どもが増えるなど、
生活習慣の課題も明らかになった。
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