保育所入所の基準明確化、過程公表を指示 橋下・大阪市長


朝日新聞
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橋下徹大阪市長が、市内の認可保育所の
入所選考基準を明確にし、選考過程も個人情報を除いて
可能な限り公表するよう担当部局に指示したことがわかった。
橋下市長は公約に保育所待機児童の解消を掲げており、
「お母さん方が納得する情報の開示が必要」としている。

朝日新聞大阪版の連載「保育所に入りたい!」で、
入所をめぐる議員の口利きの実態や、
選考基準の不透明さなどを指摘したことを受け、
担当部局にメールで「このような記事が出た以上、
透明化を図る必要がある」と指示した。

市は現在、入所希望者を「入所選考基準」に基づき
優先順位A~Dの4ランクに分類。
各区役所の複数の担当者が希望者の条件を加味して
入所の可否を「総合的に判断」(市保育企画課)している。

これまでは、市のホームページで区ごとの
待機児童の年齢別人数しか公表していなかったが、
今後は各ランクの人数や、入所した子どもの保護者が
共働きかそうでないかなど一定の属性の公表を検討している。
市こども青少年局の担当者は
「公平、公正に選考しているが、
市民が疑念を抱いているのも事実。
ガラス張りに努めたい」と話している。(小河雅臣)
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