立浪部屋力士、子どもらと相撲交流 つくばみらい市「出張教室」


茨城新聞
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子どもの足腰の鍛錬や身体のバランス力の向上を目指して、
つくばみらい市教委は2日、市内の保育所や幼稚園、
小学校の子どもたちと大相撲の立浪部屋の力士が交流する
「出張ちびっ子相撲教室」をスタートさせた。
この日は4力士が同市紫峰ケ丘の
認定こども園「みらい平ふたばランド幼稚園・保育園」
(園児計175人)を訪問。
子どもたちは、力士からやさしく勝ちを譲られるたびに
「やったー」と大きな歓声を上げた。

同園で相撲を指導したのは飛天龍さん(27)、龍昇浪さん(19)、
羅王丸さん(18)、海道浪さん(18)の4力士。
同園室内の仮設の土俵で、四股踏みや腰降ろし、股割りなどの
準備運動から、上手投げや寄り切り代表的な決まり手を実演。
さらに、子ども2、3人ずつと土俵で直接ぶつかり合った。
男児(5)は「お相撲さん同士が闘うのが面白かった」と満面の笑み。
力士の海道浪さんも「子どもが好き。いっぱい元気をもらった」と、
稽古の励みになった様子だった。

「(力士が)全園児と触れ合ってもらえたのがとてもうれしい。
この催しをぜひ続けてほしい」と園長(56)。
同市教委生涯学習課スポーツ振興室の佐藤利文さん(31)は
「相撲を身近なスポーツとしてとらえてほしい。
子どもたちが好きになってくれれば」と、
将来の地元力士誕生を期待していた。

17日まで市内の保育所や幼稚園、小学校を回る。
同市教委は、来年度から中学校も対象に含め、
同事業を継続していく。
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