キッズ用ダンス靴の商戦活発


中国新聞
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中国地方の小売店が
子ども向けのダンスシューズの販売に力を入れている。
ダンスブームや新学習指導要領
4月から中学校のダンスが必修になるのに合わせ、
靴メーカーも新商品を発売。
売り上げが前年比で2倍に伸びた店もある。

イズミ(広島市南区)は1月から大型店を中心に
ダンスシューズ売り場を設けた。
売り上げは前年の約2倍のペース。
南区のゆめタウン広島は白やピンクなど約20種類をそろえる。
価格は3千円台が中心で足首を覆うタイプが人気だ。

ダンスシューズはスニーカーのような形状で、
回転やステップがしやすいように靴底の一部を平らにしたり、
溝のあるゴム製素材を使ったりしている。
同店は「キッズダンスのブームの影響もあり、
ファッションとしても注目が高まっている」とみる。

フジ(松山市)も1月にコーナーを設置。
中区のフジグラン広島では、
1月に10種類だった商品を2月から30種類に増やした。
天満屋アルパーク店(西区)は昨年12月から展開。
3月ごろから本格化する予定で、
徐々に商品数を増やす計画だ。

新学習指導要領は、
本年度から小学校の体育にサンバやロックなどの
リズムダンスを採用。
4月からは中学校でダンスが選択制から必修になる。

メーカーも新商品を発売。アキレス(東京)は
小学生女児向けのダンスシューズ「瞬足ダンス」を
1月に売り出した。
種類も増やす計画で今年は25万足、
来年は48万足の販売を見込む。

【写真説明】カラフルなダンスシューズが並ぶ
ショッピングセンターの売り場(広島市南区)
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