名古屋市:保育所業務委託先の選定情報、労組職員が外部漏えい 公募を中止 /愛知


毎日jp
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◇担当職員からファクス受け

名古屋市が公募中の市立東部医療センター院内保育所の
業務委託先の選定に絡み、
選定基準の配点などの非公開情報が
労働組合職員を通じて外部に漏れていたことが分かり、
同市は8日、公募を中止すると発表した。
市は関係した職員3人を処分する方針。

市病院局によると、漏れていたのは
保育内容や安全管理など16項目の評価項目の配点表で、
同局職員と外部委員でつくる選定委員会委員だけが
知りうる情報だった。

1月25日、配点を記載した非公開資料を
選定委員の市職員が別の職員に頼んで
労組職員にファクスで送信。
労組職員が翌日、知り合いの民間事業者(保育士)にファクスした。
労組職員はその後不安になって回収し、
市に「非公開資料を誤って事業者にファクスした」と申し出た。

同局の調査に対し、最初に配点を漏らした市職員は
「非公開情報だと認識していたが、
労組職員に渡せば外部に漏らすことになるという
認識がなかった」と釈明。
労組職員は民間事業者に資料を渡した理由を
「何も考えずに送ってしまった。
(後で)送ってはいけないものが入っていたのではと
不安になった」と話しているという。

市は、近く公募をやり直す。【福島祥】
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