幼稚園で行っているノロウイルス対策を取材しました。


FNNニュース
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猛威を振るうノロウイルスにより、
列島各地で次々と集団感染が起きています。
幼稚園で行っている対策を取材しました。

神奈川・横浜市内の幼稚園では、
元気に遊ぶ子どもたちに今、手洗い、うがいを
いつも以上に徹底させているという。
その訳は、急増しているノロウイルスから、身を守るため。
幼稚園の関係者は「おう吐と下痢の方が非常に多かったので、
ちょっとこれは普通のことではないなということで」と話した。
滋賀・大津市の幼稚園で6日、
園児と職員あわせて61人が、下痢やおう吐などの症状を訴えた。
感染性胃腸炎に集団感染した疑いが持たれている。
幼稚園の関係者は「3日の節分の日に、豆とそれからイワシを、
子どもたちは食べておりましたので、
そのことも原因につながってないかということで」と話した。

保健所は、豆やイワシを介して、
ノロウイルスなどが感染した可能性もあるとみている。
さらに奈良・広陵町の小学校でも、児童17人が、
2月2日から3日にかけて、おう吐や下痢、発熱を起こし、
4人からノロウイルスが検出されたことがわかった。
また、岐阜県の介護老人保健施設では、
入所者の女性3人が死亡するなど、猛威を振るうノロウイルス。
幼稚園では、警戒感が広がっている。
ノロウイルス対策として独自の取り組みを行っているのは、
横浜市港南区の「室の木幼稚園」。
先生が子どもの手に吹きかけている液体は、
次亜塩素酸ナトリウム消毒液
通常のアルコールでは消毒できないとされる
ノロウイルス対策に有効だという。
室の木幼稚園の先生は
「塩を入れて、加工した機械を使って
消毒をしています」と話した。
さらに手からの感染を防ぐため、エアータオルや、足
で消毒液を出す機械などで、
徹底的にウイルスを排除している。
これまで感染症は発症していないという。
保護者からは「そこまできっちりしていただけると、
安心ですし、家に帰ってからも、同じように手洗い、うがいを
してくれるので」、「集団生活してると、やっぱりどうしても
はやってしまうので、そういう対策をしていただいてると、
やっぱりとても助かります」といった声が聞かれた。
全国でまん延するノロウイルス。
身を守るには、こまめな手洗い、うがいという基本が重要となる。
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