つくばの子ども、夢は「科学者・研究者」 学習時間トップクラス 専門家「周辺環境が影響」


朝日新聞
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茨城県つくば地域振興課などの発足による
「子どもが育つ街研究会」が実施した
「子どもの将来の夢」に関するアンケート調査によると、
つくばエリアの男児の夢の1位には「科学者・研究者」が入り、
女児についても、2位以下に「芸術家」「漫画家・作家」という
回答が見られ、関東のほかのエリアとの違いが明らかになった。

12年1月に、つくばエリア(つくば市、つくばみらい市、守谷市)在住の
小学生の子を持つ父母100人と、
茨城県以外の関東地方1都5県の同条件の父母600人を
対象に調査したもの。

また、子どもの学校以外での1日当たりの学習時間については、
「1時間以上」の回答割合が関東平均で33%、
東京で34%だったのに対し、つくばエリアでは43%に上った。
関東エリアの中で、最も自主学習時間が多いことが分かった。

子どもが育つ街研究会のメンバーである
佐藤将之准教授(早稲田大学人間科学学術院)は、
「つくばエリアの子どもの夢に、『科学者・研究者』が
上位にきていることは、子どもを取り巻く環境が
大きく影響していると考える。
整備された公園が街のなかに点在する環境に加え、
JAXA(宇宙航空研究開発機構)をはじめ見学可能な
様々な研究施設などが集積しており、
日常的に最先端の『知的レクリエーション』に触れることができる。
子育て環境を選ぶ際の1つの基準になるのではないか」と話している。
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