小中学校などに線量計…宮城


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美里町 ホットスポット撲滅へ

美里町は、町内の小中学校と幼稚園、保育所の
全22施設に空間放射線量を測定する線量計を配備し、
職員や保護者らに敷地内や通学路などをくまなく調べてもらう
「ホットスポット撲滅作戦」に乗り出した。
局地的に高い数値が出た場合には、
汚染源を特定して除去する。

町はこれまで、町役場と南郷庁舎で
毎日、放射線量を測定するとともに、
多くの人が集まる学校や児童館、公園などでは
週1回の測定を行い、その結果を公表している。

これから春にかけ、放射性物質が集まりやすい
側溝の泥を取り除く作業が各地で行われる季節を迎える。

町はこの機会に、町内各地にある
小中学校や保育所に線量計を配備。
各施設の職員に敷地内やその周辺道路などを
調べてもらうとともに、保護者にも線量計を貸し出し、
自宅周辺の道路や子供の立ち寄り先などでも
測定してもらうことで、町内全域を
網の目のように調べられると判断した。

局地的に高い線量が測定された場合は、
町が汚染源を特定して除去するなどして対処する。
各施設での測定結果は、町に報告してもらい、
町のホームページや広報で公表する。
佐々木功悦町長は「ホットスポットはどこかにきっとあるはず。
子どもたちを放射線から守りたい」と話した。
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