県が育児のヒントをまとめた「イクメンの素」発行


msn産経ニュース
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父親の育児参加を促そうと、
埼玉県は育児のヒントをまとめた小冊子
「イクメンの素」を発行した。
冊子は2月中旬から無料で配布しており、
3月1日からは県ホームページでも公開、
スマートフォンでも見られるようになる。
県では、地域の子育て支援センターでの活用も見込んでいる。

県によると、埼玉は核家族率が
全国2位(62・2%)と高く、
子育てに父親の手を借りなければならない家庭が多い。
一方で、通勤時間は同4位、就労時間も同6位と長く、
育児に参加したくてもできない父親も多い状況だ。
また、上田清司知事は来年度から
女性の社会進出を促進する「ウーマノミクス」事業を
本格展開する方針で、
父親の育児参加への社会的要請は
ますます強くなっている。

こんな背景から、県では父親の育児への参加を促そうと、
0~3歳の子供を持つ現役の父親でもある
20~40代の県職員5人、民間3人の男性8人による
プロジェクトチーム「埼玉版イクメンの道」を結成、
「イクメンの素」を作成した。

「イクメンの素」はA5判32ページで、
「一日一人で子育てできる父親」を目標に掲げている。
「わが子のニーズに母親はどんな工夫をし、
対応しているのかを観察し、自分なりにアレンジする。
割り切るところは割り切る」などの心構えを示し、
月齢別におむつ替えの手順、子供との遊び方、
ミルクの作り方、風呂の入れ方などのコツを
イラストを多用して紹介。
経験や失敗談を踏まえて書かれており、
親しみやすい内容となっている。

上田知事は2月7日の定例記者会見で
「県民にはこの本をご愛用いただき、
少子化対策にご協力を」とアピールしている。
冊子の郵送を希望する人は
〒330-9301 埼玉県少子政策課 「イクメンの素」係に、
住所・氏名を書いて140円切手を貼った
返信用封筒(角2封筒)を郵送する。
【問】同課(電)048・830・3322。
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