主婦らが自主保育取り組み


中日新聞
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愛知県みよし市などの子育て中の主婦たちでつくる
「みよし もり・そら」が、
野外遊びを通して子育てしようという
自主保育に取り組んでいる。
竹でテントを作り、畑で野焼きを体験することも。
自然の中で子どもの感性を育んでいる。 

同市三好丘にある三好丘緑地。
林の中にやって来た子どもたちは積まれた丸太によじ登ったり、
枯れ枝を投げたりと自由気まま。
多少、危険で服が泥だらけになっても親は見守るだけ。
輪になって絵本を読んでも、耳を傾けない子もいる。

「活発な子や、そうでない子。一人一人が伸び伸びと遊べる」。
四人の子どもと参加する山上須美さん(42)が魅力を語る。

もり・そらは二〇一〇年十一月に発足。
豊田市の鞍ケ池公園で活動する野外自主保育に
参加していた主婦たちが、まねて始めた。
口コミで仲間の輪が広がり、
現在は〇~七歳の子どもと親計四十六人がメンバー。
毎週火曜、木曜の午前十時から、
みよし市内を中心に活動する。

上川路さん(34)は一年前から二歳の次男と足を運ぶ。
価値観の近い人が多く「子育ての悩みを本音で語れる」と
相談や情報交換の場としても役立っている。

代表を務める白神さん(37)は
「成長した子どもがいつでも立ち寄れ、
子育て中の母親の悩みも共有できる
大家族のような場にしたい」と話している。
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