園児の救命へ講習会 沼田


東京新聞
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「万が一」の時に備えて幼児に対する応急手当てを学ぼうと、
沼田恵保育園保護者会(古池好幸会長)は、
沼田市高橋場町の利根沼田広域中央消防署で
初の「普通救命講習会」を開いた。

保護者と保育士合わせて十八人が、
同署の非番の救急救命士らから、
救急車が来るまでに行う幼児に対する
心臓マッサージや人工呼吸、
AED(自動体外式除細動器)を用いた
応急手当てを学び実習を繰り返した。

身近なものを利用した止血法や、
幼児が気道に異物を詰まらせた時の対処法などの
知識も得て、受講者全員が
「普通救命講習修了証」を手にした。

古池会長は「ほかの保育園や幼稚園にも、
救命講習の輪が広がれば」と話し、
実習に取り組んだ小渕由利子園長は
「子どもの命を守るよい勉強になりました。
五月下旬に予定している東京・上野動物園への遠足も安心」と
笑顔を見せた。
保護者会は二十一日にも、
約二十人が参加する講習会を同署で開く。
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