24時間保育と交流サロンが併設


WEB TOKACHI
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帯広市在住の元保育士中村由美子さん(44)が
市内川西町基線57に、乳幼児保育と小・中学生、
高校生、子育て世代、高齢者の居場所づくりを担う
「小規模多目的共生ハウス&プチCafe みんなのおうち」
を立ち上げた。
24時間対応の保育施設とサロンで、
両施設の併設は市内ではあまり例がない。
中村さんは「年齢を問わず、
誰でも気軽に足を運べる場所にしたい」と意欲を見せている。 

3月末から運営を始めた。
中村さんは市内の私立保育園を退職した当初、
小・中学生を含めた託児所をつくろうとしたが、
「高齢者の居場所づくりにも貢献したい」とサロンも併設した。
中心部でなく、あえて郊外に設置することで
地域密着型の施設を目指す。

社会的に早朝、深夜勤務の保護者が多くなっていることから、
市内ではあまり例がない24時間対応を導入。
「子育しているお父さん、お母さんをサポートしたい一心だった。
利用者に『困ったら、みんなのおうちがある』
と思ってもらえるような存在になりたい。
そうすることが、子供たちを助けることにもつながると思う」。
高齢者の宿泊も可能で、
「ほっとできるような場所にしたい」と癒やしの空間も提供。
世代を超えて談笑できるよう「プチCafe」も用意した。

施設内には16畳の保育スペースの他に
フリースペースも用意。
定員は子供、大人含めて20人程度を想定している。
小規模にすることで「子供から大人まで個々の年齢、
ニーズに応じた関わり方をしていくつもり」という。

利用料金は要相談。
問い合わせは同施設(0155・59・2228、
午前7時〜午後8時)へ。
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