子ども服販売のベリーズが破産手続き、民事再生を断念


KoLNET
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子ども服販売のベリーズ(仙台市)は
12日、仙台地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は3月30日、約37億1900万円の負債を抱えて
民事再生法の適用を同地裁に申請したが、
その後、税滞納を理由に資産の一部を
国に差し押さえられたため、同法による再建を断念した。
破産管財人によると、同社は他社に事業を譲渡した上で、
最終的に清算される。
譲渡先については「既に決まっているものの、
明らかにできない」としている。
譲渡されるのは国内外45店のうち34店となる方向で、
従業員約200人のうち100人弱が引き継がれる見通し。
「ベリーズベリー」の商標権も引き続き使われる。
帝国データバンク仙台支店によると、
ベリーズは景気後退に伴う消費不振、
為替リスク回避のために行っていた
通貨オプション取引で生じた為替差損などで経営が窮迫した。
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