「大きくなあれ」 庄川で川開き ヤマメを放流


中日新聞
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砺波

砺波市漁協の川開きが二十四日、
同市太田の庄川左岸であり、
漁協関係者らが豊漁と川の安全を祈った。
市内の幼稚園児らが参加してヤマメの放流もし、成長を願った。

祈願の神事後、漁協がふ化させて管理してきた
体長五センチのヤマメ千匹を、
中野、般若両幼稚園と太田こども園の園児ら百五人が放流した。
園児らは組合員に手伝ってもらいながら
バケツに移したヤマメを川にゆっくり放し
「大きくなってね」と声をかけていた。

ヤマメは二、三割が川に残って三〇センチほどに成長。
七、八割程度は海へ下り、四年ほどで体長五、六〇センチの
サクラマスとしてさかのぼってくるという。 (萩原誠)

上市では稚アユ

滑川市内の五保育園の五歳児百人が二十四日、
上市町の上市川で稚アユを放流した。

中新川内水面漁協滑川支部の主催。
生き物への関心や自然環境の保全への意識を養うために、
滑川中央、童和、中加積、上小泉、和光の五保育園が参加した。

稚アユは上市川と白岩川に合わせて計四万五千匹を放流した。
園児は小さなバケツに移し替えられた
体長一〇センチの稚アユを川に放した。 (武田寛史)
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