幼稚園児ら528人、基準値超シイタケ食べる


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愛知県豊橋市と岡崎市は5日、
茨城県から入荷され両市に流通した乾燥シイタケの一部で、
改定前の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)の
約3倍に当たる1400ベクレルの放射性セシウムが検出され、
3月に岡崎市の「竹の子幼稚園」の園児と職員
計528人が給食で食べたと発表した。

検査を実施した岡崎市は
「園児らが食べたシイタケは微量で、
健康被害については心配ない」と話している。

シイタケは豊橋市の業者が昨年12月、
埼玉県の市場を通じて茨城県から入荷。
その後、500グラム入りの60袋に加工された。
豊橋市の「丸文岩瀬商店」で販売されていたが、
幼稚園は3月、岡崎市の販売店を通じて6袋を購入。
4袋を給食のうどんの具として調理し、
園児480人と職員48人が食べた。

残る2袋を岡崎市が検査したところ、
基準値を超えるセシウムが検出されたという。
幼稚園が購入した以外の54袋は、
丸文岩瀬商店で販売されていた。購入者は不明。
茨城県の出荷元は特定されていないという。

竹の子幼稚園では、放射性物質に対する懸念から、
業者と協力し産地特定に取り組んでいた。
園長は「ショックだ。キノコ類からは放射性物質が高濃度で
検出されることを知っていたので、
4月から食材に使わない予定だった。
保護者には園の通信で事情を説明する」と話した。(共同)
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