男性の育児休業 増加するも低水準


NHK NEWS WEB
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育児休業を取得した男性は、去年10月の時点で
全体の2.6%と前の年より増加したものの、
依然として低い水準にとどまっていることが
厚生労働省の調査で分かりました。

育児休業は、原則として子どもが生まれてから
1歳になるまで仕事を休んで子育てに専念できる制度で、
厚生労働省は全国4000余りの事業所を対象に
育児休業の取得状況を毎年調べています。
それによりますと、去年10月の時点で取得した男性は
平成8年の調査開始以来最も高い2.6%と、
前の年より1.3ポイント上昇したものの、
依然として低い水準にとどまっています。
また、女性の取得率は87.8%で、
前の年より4.1ポイント上昇しました。
事業所の規模別では、従業員が500人以上の事業所は
女性が91.4%、男性が2.9%だったのに対して、
30人未満の事業所は女性が83.3%、男性が1.8%と
事業所の規模が小さくなるほど
育児休業の取得が進んでいません。
厚生労働省は「男性はほとんどの人が
取得していないのが現状だが、
育児休業を取得させている企業に
助成金を支給する制度を周知するなどして、
育児を積極的に行う男性”イクメン”を支援していきたい」
と話しています。
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