東日本大震災:松戸市、子育て世帯優先に除染実施計画策定 /千葉


毎日jp
------------------------------------------------
東京電力福島第1原発事故の影響で
放射線量が比較的高い松戸市はこのほど、
国との協議が合意に至り、
放射性物質汚染対処特措法に基づく除染実施計画を策定した。
今年8月末をめどに、小学校など子供関係施設の空間放射線量を、
国が除染対象とする毎時0・23マイクロシーベルト未満になるよう
除染を進めるなど安全な子育て環境の維持を
重点にした内容となっている。

市によると、今後の転入予定も含め、
子育て世帯の住宅を優先的に除染対象とする。

また、国が除染基準とする測定機器の高さは
子供が利用する施設の場合50センチだが、
市では砂場について同5センチの独自基準で調べ、除染。
それ以外の施設については、
進捗(しんちょく)状況を見ながら検討する。

市は12年度の放射能対策費を31億8882万円とし、
うち特措法による国の補助金を約17億円と見込む。

一方、市が東京電力への除染費用などとして
すでに請求した約11億8000万円については、
12年度一般会計予算案で、いったん歳入として計上したが、
市議会側が「入金される見通しが立っていない」などとして認めず、
一般財源を充てることにした。【橋口正】
------------------------------------------------