ビンタ料理で教諭を歓迎


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枕崎市の立神小(揚野辰彦校長、291人)に
今春赴任した4人の教諭を、児童の保護者や同僚教諭が
名物・カツオのビンタ(頭)料理でもてなす
恒例の歓迎行事が20日夜、同市大塚中町の大塚公民館であった。

4人は、カツオの背中の皮で作った飾り付け「背皮かぶい」を
頭に載せて登場し、ひな壇で自己紹介。
保護者が作ったみそ煮のビンタ料理が運ばれると、
直径10センチほどあるカツオの頭にびっくりした様子だったが、
食べ方を教わりながら、手づかみで
目玉の周辺やほほ肉にかぶりついていた。

福岡県福津市出身で今春採用の杉野三由紀教諭(24)は
「見た目に少し驚いたけど、とても軟らかくておいしかった。
これで枕崎の仲間入りができました」と笑顔で話した。

戦後の食糧難の時代に、手に入れやすかった
カツオのビンタで赴任してきた教職員をもてなしたのが始まりと言われ、
現在は、同小のほか枕崎小など市内の4小中学校で行われている。
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