民間保育園で大量退職 元保育士「パワハラ受けた」 奈良


MSN産経ニュース様
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■園側否定、奈良市が調査

奈良市内の民間保育園で保育士9人が大量退職し、
保護者から不安を訴える相談が市に寄せられていることが
18日、市への取材で分かった。
退職した元保育士は「パワーハラスメント(パワハラ)を受けた」などと
訴える一方、同園は「そのような事実はない」と否定。
両者の主張が食い違う中、
保育の民間委託を進める市は事態を重くみて、
調査に乗り出した。

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同園が市に提出している報告書によると、
3月1日時点で保育士24人が同園に在籍していた。
このうち9人が3月中に相次いで依願退職した。

市によると、保育士の大量退職について、
保護者から「保育士との信頼関係が築けない」
「市が何とかしてほしい」などの
相談の電話が市に寄せられたという。

市は財政難の中、民間資本を活用するため、
民間保育園の誘致に向けた土地購入や
新築費の助成などに乗り出している。

こうした矢先に発生した民間保育園の大量退職問題。
市が園側に事実関係を確認したところ、
園側は「職員間で保育について
意見の食い違いがあった」と説明したという。

市は園側に保護者からの相談内容を伝え、
保護者の不安解消などの改善を指導した。

一方、同園の元保育士の女性は産経新聞の取材に対し、
退職した理由について「複数の職員が
管理職から『腹立つ』と怒鳴られたり、
業務を再三やり直させられたりした」とし、
大量退職の背景にパワハラがあったと証言する。

園側は取材に対し、「退職者が増え、
保護者に不安を与えたのは申し訳ない」としながらも、
「職場の人間関係を理由に退職した職員はいたが、
パワハラの事実は一切ない」と否定している。

市が民間保育園に立ち入って
保育内容などを監査するのは年1回程度。
保育士の数や施設の安全性などが
児童福祉法の基準を満たさない場合は行政指導の対象となる。

一方で、今回のように運営をめぐる
園内部の意見対立の問題などについては、
市も調査に限界があることは認めており、
市の担当者は「民間の経営には直接、
関与することはできない」と困惑している。
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