【大船渡】仮設保育室が完成 東京のNPO法人寄贈


岩手日報
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大船渡市で被災地支援活動を展開する
NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン
(東京都杉並区、深町正信理事長)は
同市三陸町に越喜来(おきらい)保育所仮設保育室を整備し
30日、市に寄贈した。

仮設保育室は同保育所が
間借りしている越喜来幼稚園の園庭に建てられた。
保育室で引き渡し式が行われ、
越喜来保育所幼稚園保護者会の
坂本琢磨会長は「子どもたちにも
皆さんの温かい気持ちを教えていきたい」と感謝。
同保育所に通う子どもたち18人がお礼の合唱を披露した。

仮設保育室は軽量鉄骨造りの平屋で
面積約101平方メートル。
1、2歳児と3歳児の保育室を
それぞれ1室ずつ備えたほか、
これまでなかった園児専用のトイレや
手洗い室なども整備し、
4月から1~3歳児16人が利用する。

同保育所は津波で流失したため、
近くの越喜来幼稚園を一部改装して
昨年4月から保育を行っていた。

【写真=仮設保育室を贈られ、
感謝の合唱を披露する越喜来保育所の子どもたち】
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