子どもの安全を守る阪神電車のメール通知サービス、加入者2万人超


RBB TODAY
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加入者2万人超、通学状況をメールする阪神あんしんサービス

阪神電気鉄道は4月26日、
同社が提供する無線ICタグを利用したメール通知システム
「阪神あんしんサービス 登下校 ミマモルメ」の
加入児童数が20,000人を超えたと発表した。

「登下校 ミマモルメ」は、
無線ICタグを持った子どもが登下校時に校門を通過すると、
事前に登録されたアドレス宛に通過情報を
メールで通知してくれるサービス。
ハンズフリーの無線ICタグによるノンタッチ式で、
ICタグをランドセルに入れたままで利用でき、
読み取り漏れをなくしたことが保護者からの支持を集め、
昨年4月の本格運用開始から1年で、
加入児童数が20,000人を突破したという。

同サービスの特長は、
導入する学校側に費用や運用のための負担がかからないこと。
導入に際しては、校門付近にICタグ読み取りのための
アンテナ等の設備が必要となるが、
これらはすべて阪神電気鉄道が手配のうえ
費用も負担するという。

導入校において、登下校の際に保護者宛に
メールで通知するサービスは有料となり、
利用を希望する保護者と同社との直接契約となるため、
料金の回収やサポートなどもべて同社で行われる。
なお、利用料金は地域によって異なるが、
月額数百円程度だという。

さらに、サービスを導入した学校では、
全校の保護者を対象とする一斉メール配信サービスも
無料で利用できるようになるという。
メールアドレスは同社のサーバーで管理され、
学校で保管する必要はない。

同サービスは学校以外にも、
スイミングスクールの送迎バスにも端末を設置し、
バス乗降時の情報をメール配信するサービスも開始している。
また、今後も図書館や塾など、
子どもの利用が多い場所へ導入していく予定だという。
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