「寒暖差アレルギー」 小さな子どもは、特に注意が必要です。


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ここ数日のように、寒暖差が大きい時期に
起こりやすいとされる「寒暖差アレルギー」。
小さな子どもは、特に注意が必要です。

街の人は、「風邪がひきやすいですね、こういう気候だとね」、
「鼻がスクスクいったり、鼻水が出たり」などと語った。
この時期、鼻水や鼻詰まりの症状を訴える人が増えているという。
東京・板橋区にある「きよみ幼稚園」。
23日は、外で元気いっぱいに遊ぶ子どもたちだが、
中には「鼻水いっぱい出てる」と話す子どももいた。
5月に入り、きよみ幼稚園でも鼻水が出る子や、
欠席する子が増えてきているという。
母親は「鼻水が急に出てきちゃって、
ちょっと風邪っぽい感じになってます」と語った。
ここ数日の大きな寒暖差。
この時期増える鼻水・鼻詰まりの原因は、
風邪ではなく、寒暖差アレルギーの場合があるという。
東京・中央区の慶友銀座クリニックの大場俊彦院長は
「寒暖差アレルギーというのは、
医学的には、血管運動性鼻炎といいます。
アレルギー性鼻炎と同じような症状を起こす。
温度差などが刺激となって、鼻の粘膜が腫れてきて、
鼻詰まりを起こして、鼻水がひどくなる」と語った。
大人に比べて、顔が小さく、
鼻の奥の空間が狭い子どもは、
特に注意が必要だという。
大場院長は「子どもの方が、大人に比べると、
症状が出やすくなったり、
ひどくなりやすくなることもあると思いますね」と語った。
寒暖差アレルギーは、
日中の気温差が大きいことも原因となる。
家庭での予防策について、
大場院長は「下半身を冷やさないようにしていただいて、
そして、いつもお布団とか、ぱっと取っちゃう子がいるので、
それをよく見てていただいて、
(布団を)またかけてあげる」と語った。
寒暖差が大きいこの時期、
体の冷えに注意することが必要となっている。
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