大人気 子どもが作った交流サイト


NHK NEWS WEB
------------------------------------------------
世界最大の交流サイトを運営するフェイスブックが、
先週末IT企業では過去最大規模となる
株式の上場を果たしましたが、
このフェイスブックに続けと、
アメリカでは13歳と11歳の兄弟が
子ども向けの交流サイトを立ち上げ注目を集めています。

子ども向けの交流サイトを立ち上げたのは
アメリカ、ノースカロライナ州の中学生ザカリー・スワガー君(13)と
弟で小学生のジョシュア君(11)の兄弟です。
2人は「どんな大人と知り合うか心配だ」という理由で、
親からほかの交流サイトの利用を認められなかったことから、
自分たちで子ども向けの交流サイトを作ることを思い立ちました。
その後、IT業界に勤めていた父親に
必要な資金を工面してもらったり、
技術的な助言を受けたりしながら、
去年3月交流サイトを立ち上げました。
この交流サイトでは子どもが安心して使えるようにと
有害だとみなされた3500のことばの使用を禁止したり、
個人情報を営利目的で第三者に渡さないようにする
独自のルールを定めたりしています。
このため、コンピューター教育が盛んな小学校などで、
利用を奨励する動きも一部で広がり、
利用者の数はすでに2万8000人に上っています。
さらに日本語をはじめ35の英語以外の言語でも
利用できるようになっており、世界展開も進めています。
ザカリー君らは、先月下旬、事業資金を拡大するため、
ニューヨークの投資ファンドを訪れ、
事業の将来性を説明して出資を要請しました。
兄弟はみずからの交流サイトを
フェイスブックを上回る規模に成長させたいという夢を描いており、
子どもにターゲットを絞った交流サイトが
どこまで拡大するか注目を集めています。
------------------------------------------------