漆田保育園１４年４月民営化

東日新聞様
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愛知県田原市は２９日、同市立漆田保育園（同市東赤石１）を

１４年４月に民営化すると発表した。

同市内にある保育所２１カ所はすべて公立で、

保育所を民営化するのは同市初。

６月に移管法人選定委員会を立ち上げ、

募集要項や選定基準を決定。

１１月には移管法人を選定し、１３年度中に業務を引き継ぐ。
民営化計画は、１０年３月に策定された

田原市保育所運営実施計画に基づくもの。

公立保育所と民間保育所が共存することで、

お互いが刺激し合い、保育サービスや

就学前教育の充実を図ることが狙い。

保護者も保育所の選択肢が広がるほか、

保育所運営経費の市財政負担の軽減にもつなげる。

漆田保育園は神戸小学校区にあり、

同校区内に神戸保育園もある。

保護者が市立・民間の選択ができるほか、

入所児童数が４月現在１５５人（１０カ月～５歳）と、

民営化後も経営が成り立つ児童数の確保が

見込めるとして選定された。

この日の定例会見で、鈴木克幸田原市長は

「民営化の第一歩と位置づけ、

良い効果が得られれば民営化の

保育所を増やしたい」と話した。（斉藤理）
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